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アクション&リアクション
第1回
アクション
初回につきアクションなし



リアクション
夫が乗った車が爆破テロに遭う。その知らせを聞いて気絶。駆けつけたメネディア首相になぐさめられる。

第2回
アクション
 メネディアの思惑を逆手に取り「スタメナはメネディアを見捨てない」とすることにより、彼らを情報や外交面でスタメナに協力させる。
動機
 テロを抱えるスタメナは、どうしても外交面での情報収集や対応が鈍くなる。それを立場上そういう方面に敏感なメネディアを利用することで行なう。

手段
 メネディアを「お礼訪問」し、見舞いを感謝すると共に「スタメナはメネディアの立場を理解し尊重する」とする。それにより今度はメネディアが「友好的な」スタメナに何らかの形で見返りを出すことを提案せざるを得ない方向に話を持っていく。
 外交に弱いスタメナとしては、置かれている立場が立場なだけに国際関係に敏感なメネディアの情報力を利用したい。また、自国のためになりふり構わぬメネディアは、持っていきかた次第ではなにかにつけて「盾」にできるだろう。
 国内のテロに関しては、警察等に調査、捜査を密にさせることで押さえ込みをはかる。夫のことに関してはあくまでも「私事」であるから、政府を動かすなどとんでもない話だし、かといって何もしなければ、今度は国民にスタメナの治安維持そのものに対する不安を抱かせることになる。治安維持への信頼が低下すればスタメナはたちまち無法地帯になりかねず、それだけは絶対に避けなくてはならないことを警察関係には強調し、よろしく頼むと奮起を促す。


別紙

○ジョスリンの基本的な政治姿勢
・国内
 テロを収め、国民の生活を安定させること。また、できれば国民に国外にも眼を向けさせること(自分のことにしか興味のない国家と国民は発展することはできない)。
 ジョスリン的には、“アレイダの十字路”たる位置にあるスタメナは、うまくすればアレイダ最大の貿易中継地点として発展させることも不可能ではないと思っている。そのためにも、テロをなんとかして治安を安定させ、国外投資を呼び寄せることが必要だと考えている。
・外交
“侮られるほど弱からず、恐れられるほど強からず”を目指す。フロンティアゲートやブレドムのようにアレイダの覇権を狙うような野心は持っていないが、なによりスタメナ自身のために必要なだけの発言力は持っておきたい。無視できるほど弱くはなく、さりとて仮想敵としてターゲットされるほど強くもないという地位が理想的。

○状況と設定についてのマスターへの質問
(スタメナの現状況を把握するために必要です。PCとして知っていて当然のことだと思いますので、リアクション上で答えていただければと思います)

1:「極左」テロ組織がなにを目指してテロをくり返すのか
 まがりなりにも民主国家であり、有権者の支持さえあれば政治に関わることができるという社会で(実際、シナリオ1終了時、平等党は革命直後の選挙で第1野党として新政府樹立に大きな役目を果たしている)「政府転覆のために」テロをするという動機は考えにくい。革命時に政権からはじき出された平等党の過激派一派残党が行っている可能性はあるが、祖国侵略・独立運動等の背景があるアイルランドなどと異なり思想的にほとんど共感される理由もない以上(そもそも、平等党は国外からやってきた組織である)、あえてテロに走ることに意味はないと思われる。
 ……「自己満足と自己陶酔のためにテロをすることそのものが目的になっている」とかいうなら話は別だが。

2:スタメナの国際的地位
 スタメナはアレイダ各国の中でどのような位置にあるのか。
 スタメナが「アレイダの十字路」と呼ばれる民間航路的にアレイダの中心にあることは、他国からどう見られているか。

○設定 補足
・ジョスリン・エリカ・シェン
 通称ジョシー。国民からは“プレジデント・ジョシー”の愛称で呼ばれる。
夫(38歳)……リカルド・シェン
上の息子(12歳)……ラウル・シェン
下の息子(8歳)……セサル・シェン



リアクション
 メネディア首相と会談。メネディアの立場を理解し尊重すると伝える。

各国情勢
ニブノス:武装蜂起による独立を計画。ブレドムやNF57との接触を考える。
メネディア:ライアーに逆らうと見られる動きを慎むことを確認。
ブレドム:ATO臨時議会を提案、席上でライアーのATO後方幕僚長にライアーを裏切らないようにと発言させる。
フロンティア・ゲート:ブレドムを除くアレイダ各国に同盟会談を打診、友好・協力体制の強化を提案するが、ライアーを刺激するとメネディアが反発する。
スタメナ国内:テロ対策のための専門の組織づくりが提案される。

第3回
アクション
 メネディアとフロンティア・ゲートの仲介を買って出る。
動機
 アレイダ各国の対立を外に出すのはまずいと思うので。

手段
 アレイダ各国の対立が続けば、ライアー、ブレドムどころかNF57そのものにもつけいる隙を与えかねない。真意はどうあれ協調を崩さないほうが良いと両国には訴える。
 仲介の方法としては、双方の意見と主張内容をリストアップ、それぞれ相手の話のどこが妥協でき、どこが妥協できないかをチェックしてもらう。そうやってお互いの間には共通する部分もあるのだと双方が認識した上で、では共通しない点をどうすれば歩み寄れるか探ろうという形に持っていく。できれば双方をスタメナに呼んで行ないたいが、2人が出てくる気がなければ出向いていく。
 メネディア首相がアルテミナ特使と密談するという情報を得たので、この機会にやめるよう強く忠告する。ライアーに知れたらそれこそ裏切りと見なされるし、ライアーの意向を気にして同盟会談を渋るくせにアルテミナにすり寄るのはアレイダ内でも反感を持たれるだろう。多分アラコスを気にしてのことだろうが、下手をすればアレイダ内での孤立とライアーのミサイルがその代償になるのが分からない訳ではないだろうに。
 国内についてはノースウィンド氏に一任。ただし、行きすぎてバランスが崩れないよう見てはいる。



リアクション
 フロンティアゲートとメネディアを歴訪、表立っての対立を避けるように説得する。
 メネディア首相には、アルテミナの密使との会談をやめるよう忠告するが、かわされる。

各国情勢
フロンティア・ゲート:アレイダの自主独立及び同盟を認めてくれるよう、ライアー総統に親書を書く。
スタメナ国内:ジョスリンの夫を暗殺した『アレイダ星区革命軍』について調査するが、まるで存在しないかのようなその組織に不審を抱く。
メネディア:アルテミナと秘密会談。ライアーに協力しないことを見返りに和平の仲介を依頼。
スコルーガ:デネヴの援助を受けて衛星都市の建設を計画。各国から反発を買う。
ブレドム:アレイダを戦災から守るとして戦時体制への移行を発表。一方でニブノスと秘密会談を行い、独立へ向けての動きを支援することを約束。
UFG:ブレドムに対して高圧的な要求をつきつける。
ライアー:アレイダから撤退を始める。

第4回
アクション
 メネディア-スタメナ-フロンティア・ゲートの関係強化をはかる

動機
 とりあえず、地道にアレイダ内の結束を強めていきたいと思います。

手段
 これが成功すれば、アレイダはメネディア・スタメナ・フロンティア・ゲート軸とブレドム・ニブノス軸に分かれることになる。このふたつは向かう方向性が違うから、まあ、今後アレイダになにかあったとしてもどちらかは形をとどめることができるだそうり、アレイダの独立という目的は同じだから、形を残したほうがそれを継続できるだろう。
 具体的には、先月に引き続き両国の仲介をする。とりあえずブレドムの件は置いといて(というより、ブレドム本人の意向そっちのけで外野がケンカしても仕方ない)両国の向かおうとしている所が同じだというのを確認させる形にする。
 時間があれば、UFGにばれないようにスコルーガに少し「どういうつもり?」と圧力をかけてみる。メネディアやフロンティア・ゲートが動くとシャレにならないが、何かと軽んじられるスタメナ元首ならば波風も少なくてすむだろう。2国が動こうとする場合はそのように説明、説得する。
 国内テロについてはノースウィンド氏に一任。この「組織」が何者かの偽装の可能性があるとなるとただごとではない。



リアクション
 メネディア−スタメナ−フロンティア・ゲート軸強化のためにメネディアと会談。また、スコルーガにも立ち寄り、デネヴ寄りの姿勢に対して釘を刺す。

各国情勢
ブレドム:デネヴ全権大使と会談。提示された和平提案を受諾する。また、ニブノスの武装蜂起に呼応してライアーに宣戦布告。
スタメナ国内:駐留ライアー軍が撤退。また、テロの背後にいるのがフロンティア・ゲートであることが明らかになる。
ニブノス:分裂していた3つの政府が急速に接近、新政府を樹立して民主選挙を行うことを発表。その後、武装蜂起によりライアーを追い出す。
メネディア:表向きデネヴ-ブレドムの要求に応じるが、体制に組み込まれる意志はないことを表明。
スコルーガ:反ライアー武装蜂起の支援のため、ニブノスへ艦隊を派遣することを表明。
バイシール:ライアー軍の補給部隊を襲撃。また、フロンティア・ゲートの意志でジョスリンの夫暗殺の手引きをした男から、バイシールへの補給を見返りに保護を求められる。
メネディア:デネヴと秘密交渉をしていたことを国民に公表。政府への支持率が大幅に下がる。また、親ライアー的な態度を捨てるとして全艦隊を自沈させる。

第5回
アクション
 フロンティア・ゲートとスタメナでのテロについて話をする。そのほかの情勢に対しては向こうの出方を見る意味で様子見する。

動機
 公人としても私人としてもテロをそのままにする訳にはいかない。ただ、ほかの情勢については周囲がスタメナに対してどう出るか分からないので、下手には動かない。

手段
 具体的なデータ提示等はノースイウィンド氏に一任。自分としては、スタメナでテロを起こした組織がフロンティア・ゲートに潜伏している可能性が高いので調査してほしいと「お願い」する。もし受け入れられない場合、スタメナとしては立場上フロンティア・ゲートとの関係を見直さざるをえない(つまり、ブレドム軸につく)とほのめかす。どのみちメネディアがあのていたらくでは、メネディア-スタメナ-フロンティア・ゲート軸の実現は難しいし、要するにアレイダ全体が発展しなくてはスタメナが発展するチャンスもないのである。ブレドム-デネヴ軸にアレイダの発展があるなら、それはそれで構わない。
 同様の理由で、ブレドム・デネヴ・ニブノス三者会談には成功を祈るメッセージを送る。また、まきこまれないようメネディアとは距離を置く。「不測の事態」が怒った時は、NGOを通じて被災者(あれば)の支援を行ない、控えめに「国家主権の侵害」について懸念を表明するが、国家としては動かず静観する。
 国内については「今後は復興の事態である」ことを宣言。ライアー軍旧駐留地をターゲットにした再開発計画の策定を私事する(NF57軍に後釜として居座られないようにするためでもある)。スタメナ出身のライアー軍兵士の帰還を認める告知を出す。

別紙

○ブレドム、デネヴ、ニブノス三者会談に送るメッセージ
「この度のアレイダ解放のための皆様がたの努力に敬意を表すると共に、それが成功したことを喜ばしく思います。この会談により、アレイダにとってよりよい未来を築くための扉がまたひとつ開かれることをお祈りいたしております」

○スタメナのライアー駐留軍の駐留跡地の再開発計画を早急に立ち上げる
 NF57軍に、ライアーの後釜として居座られたくない。なので、戦後復興の名のもとに早々に旧駐留地の再開発計画を立ち上げ、彼らがそこを利用して駐留するのを防ぐ。
 NF57軍がこれにどういう反応をするかは不明だが(多分良く思われないだろうと思うが)、追求された場合は、あそこはスタメナが国家としての主権を侵害されていたという象徴であり、未来に向けて踏み出すためには完全にスタメナの国土に組み込む必要がある。スタメナをNF57の植民地でなく独立国家として扱う気があるのなら、それは認めてほしいと応じる。
 こちらとしても「結局、支配者がライアーからNF57に代わっただけ」というのはごめんである。ライアーを追い払ったNF57には感謝するし、敬意も払う。だが、従属するつもりはない。

○スタメナ出身のライアー軍兵士(義勇軍など)のスタメナ帰還を認める。
「あなたがたが祖国スタメナのためによかれと思ってこの道を選んだことは知っています」ということで、スタメナでの犯罪歴がないこと、今後ライアーに対していかなる協力もしないと誓約することを条件に、彼らをスタメナへ受け入れ、スタメナ軍所属の軍人と同じ階級の保証、恩給の支給などを行う。反感も出るだろうが、彼らもある種ライアーの被害者であるのだから、切り捨てることはできない。



リアクション
 没。メネディアのブレドム占領に際して若干記述があるのみ。


各国情勢
メネディア:アレイダ各国及び国民から非難を受ける中で政府は解散総選挙を行う決定をする。だが、ブレドム軍の侵攻を受け占領、首脳陣は逮捕される。
ブレドム:ニブノス復興に積極的な支援を送る。
ニブノス:新政権樹立。デネヴ全権大使より新造巡洋艦2隻の供与を受ける。
スコルーガ:艦隊をメネディアに派遣、国際共同統治に参加させる。
バイシール:スタメナの工作により、テロリストごとフロンティア・ゲートから見捨てられる。

第6回
アクション
 新ATOに協力

動機
 アレイダが繁栄してこそスタメナが繁栄するチャンスもある。新ATOがアレイダの将来のために良いことをするならそれで良い。

手段
「大国」ブレドム、ニブノスとその他ATO参加国の間に軋轢や衝突が生じないよう、様々な場において裏方として調整やネゴシエイションを行なう役目を引き受ける。その一方で、両大国が力に任せて他国への配慮を欠く事態になった場合対抗できるよう「小国」たちをまとめる。別にブレドムやニブノスと戦争しようというのではなくて、このアレイダのアラン巣が崩れてしまわないような形にしようというのである。バランスが崩れてしまった政府がどうなるか、メネディアで皆分かっていると思う。
 ヒーローになろうとか、大きな影響力を持とうとか、そんなことは考えたことはない。そんな野心は男の人たちに任せておけば良い、自分が望むのは、自分の子供たち、ひいてはスタメナの子供たちが、今より良い世界で人生を活かすことができるようになればということだけである……究極の公私混同かもしれないが。

 任期終了後は「普通の主婦」になりたいと考えています。が、このアクションの成功如何によっては、引退後もATOの非公式な調整役としてアレイダを飛び回ることになるんでしょうか……。

別紙

・ニブノスへの新造巡洋艦についてセーヌに提案
 メネディアへの侵攻、共同管理を機にATO軍とでもいった超国家的軍隊を作り、それに供出させてはどうか。
 ニブノス一国への支援ということなら問題は大きいが(アレイダ間の楔にもなりかねない)、ATO軍をライアーを仮想敵としたアレイダ自衛のためのものと位置づけ、それに所属させるための艦としてニブノスが巡洋艦を「自発的に提供する」形にさせることができれば、幾分丸くおさまる可能性は高いのではと思う。
 あのニブノスをどう説得するかが問題だが、巡洋艦の存在が他のアレイダ諸国から敵視されかねないことは彼らも認識しているだろうし、所属はあくまでもニブノスのまま、国家的有事の際は呼び戻すことができるとでも条件をつければ妥協点も見いだせるのではないか。



リアクション
 アレイダ各国を説得、新ATOに参加させる。また、ATO軍を編成してニブノスの新造巡洋艦を管理する提案が受け入れられる。
 任期満了後は一介の主婦に戻るが、その後も各国の関係が緊張するたびに特使として引っ張り出される日々を送ることになる。

各国情勢
スコルーガ:積極的にNF57と協調体制を取り、企業の誘致を進める。ただし87年戦役以降はNF57からの援助は実質的に途絶え、計画は頓挫する。
スタメナ国内:NF57からの支援は基本的に受けず、自国内の経済基盤で可能な開発を推進する。87年戦役以降、NF57からのアレイダへの支援がうち切られてからは各国の牽引役となる。
ブレドム:新ATOの盟主となり、アレイダ内に大きな影響力を持つ。93年戦役でライアーの侵攻を受け、事実上ライアーの対デネヴ前哨基地としての講和を結ぶことになる。
ニブノス:政界が2党に分裂。活発な政治活動が行われることにより民主政治が根付く。ライアー残党の掃討のためにバールスラントに艦隊を派遣するが、敗北。
バイシール:対テロ、対海賊の傭兵として企業化。

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