シナリオ#2 イスフェルの地にて

センチネル計画。それはNF57星区の巨大企業R&W社の肝いりで始まった惑星植民化計画である。
あらかじめピックアップした地球型惑星に、各種専門訓練を受けた数千人の探査隊員を送り込み、調査と移住を同時に行うことで植民地化に要する時間を短縮しようというものだった。
だが、予備探査では無人のはずだった惑星上空で、探査隊の宇宙船は突然ビーム砲の攻撃を受けた。そして、緊急脱出した隊員たちが見たものは、この惑星を「イスフェル」と呼び、未開ながらも洗練された生活を送る人々の姿だった。
彼らはどこから来たのか、宇宙船を攻撃したビーム砲の発射地点は……とまどいながらも、探査隊員たちはイスフェル人とのファーストコンタクトを開始する。時に植民暦3884年。
R&W社重役を父に持つ探査隊員。父親との確執からセンチネル計画に参加した。暗い。
山間の小さな村、タインに滞在していた彼女は、ふとしたことからイスフェルの秘密を守ろうとする神官たちの存在を知ることになる。大地と豊曉の神ケルクスに仕える者、ケルクス神官と呼ばれる彼らは、最初は彼女たち探査隊員を敵視していたが、やがてイスフェル人が数百年前にこの惑星に「植民」した人類の子孫であること、彼らはイスフェルの自然と共存するためにそれまで持っていた技術文明を封印したこと、などを明かす。
イスフェルの秘密、そしてこの地を愛するイスフェル人の心を知ったカティスは、自分もイスフェルの民のひとりとして生きることを決意するのだった。
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イスフェル人の踊り女。褐色の肌に銀髪の、美貌と肝っ玉を兼ね備えた姐御肌の女性。
探査隊員を受け入れたヴィルダ村と、近くの森に住む排他的な『森の人』との対立の間にあって、両者の関係改善のためにあれこれと活動する。最後は他の地へと去る『森の人』たちにくっついて新たな旅へと出ていった。
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