20021027 インコ番外編 恐怖の謎 臆病者のベルカが最近最も怖がっているのが、わたしのパジャマのうちの1着である。 別に形も色もどうということのない、そのへんのバーゲンで買った青いチェックのパジャマなのだが、これが彼には大変恐いらしく、うっかり着ているところを(着ていなくとも)見せようものならもうパニック状態。金切り声の悲鳴をあげながら部屋中を逃げ回り、果ては窓のカーテンレールにしがみついたまま硬直してしまう始末。 なのでこのパジャマを使う時は、夜はベルカを寝かせた後で、朝はベルカを起こす前に着替えることにしている(もっとも、洗濯の時に見つかって結局同じ騒ぎになる)。そこまでして着るなよという話もあるが、バーゲン品とはいえせっかく買ったものをインコごときが嫌がるからといって捨ててしまっては、作った人に申し訳ないではないか。
他のパジャマや服には全く拒否反応を示さないことから、どうもこのパジャマだけにある“なにか”が彼の恐怖の原因だとは思うのだが……人間様にはその原因がさっぱり分からないので、対処のしようがないというのが正直なところである。
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